時代の流れをつかむ

≪1月20日 日経新聞より≫

このところのニュースの中で、『中国の経済成長率が低下』や『欧州の債券の格付の引下げ』、また国内に目を向けると『円高』や『政治のリーダーシップの欠如』などによる国内経済の低迷と、景気の先行き不安をあおるような内容が踊っています。

また、景気の低迷は、給与等の国民の所得を低迷させる原因でもあり、それが、消費行動を冷えさせ、ふたたび景気の低迷を招くと言う、スパイラルを引き起こしています。

復興と言う旗印の下、増税論議が活発ですが、必要なものは国民も納得するでしょうが、まず何をしなければいけないのか?その議論を進めるべきだと思います。企業であれば、ごく当たり前の事なのですから。

生き残りをかけて 資本業務提携

エステーとフマキラーは、NSファーファジャパンと『資本業務提携』すると発表した。前2社がNSファーファ株式を取得する形で実施される。

エステー(消臭芳香剤),フマキラー(殺虫剤),NSファーファ(柔軟剤)と、事業領域が重ならず、それぞれの特色を生かした中で相乗効果が期待できる。また、3社で新商品開発での市場拡大や物流の効率化での経費削減を今後進めていく方針である。

3社の提携で、各社の収益改善を図るとともに、激しくなる日用品業界大手との価格競争にも対抗していく事で生き残りを図る。

流れを先取りする TOB

施設介護大手のメッセージは、在宅介護大手のジャパンケアサービスグループに対してTOB(株式公開買付)を実施し、完全子会社化を目指すと発表した。

本年4月に実施される介護報酬改定で『在宅介護』へ報酬が重点的に配分される事から、在宅介護分野(訪問介護,通所介護)に強いジャパンケアサービスを子会社化する事で、この分野の利用者の取り込を進め、収益力のアップを狙う。

調剤薬局も『在宅』を重視し、在宅医療向けのサービスを積極的に進めていく方針を打ち出しており、両社はTOBを転機に、ますます競争が激化する在宅分野での収益向上を目指す。

中小企業にも必要な事

業界の競争は大企業だけのものではなく、当然の事ながら中小企業もその渦中へ引きずり込まれてしまいます。シェアや資金力では、圧倒的に有利な大企業に対抗する事は極めて厳しいものである事は言うまでもありません。だからこそ、中小企業もM&Aを視野に入れた戦略が必要です。

  • 大手の傘下に入り、競争力を高める。
  • 周辺業務の企業をM&Aして、顧客の囲い込みを図る。
  • 地域での、連携・提携を模索する。

時代の流れの速い今日、少しの遅れが命取りになると思われます。M&Aはすぐにでも検討でき、やめる事も出来ます。時代を先取りした行動が求められます。

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