海外シフトが加速!

クボタの益本康男会長兼社長は23日、クボタの主力である機械事業の海外売上高の比率を2011年の見込みである67%から2~3年以内に80%前後まで高める考え方を明らかにした。

M&A攻勢

クボタはこの目標達成のために、M&Aを含めた戦略によって海外事業拡大を加速させ、機械事業全体の売上についても2~3年で、現在の7,000億円から1兆円に引上げを計る模様。現在でも、2012年秋に『タイ』で2013年初めには『北米』で現地生産を開始し、またノルウェーでも相乗効果を期待して、畑作用作業機器大手のクバンランド社の完全子会社化を目指している。

益本会長兼社長は、『自前主義は採らない』と語り、今後も海外ではM&Aや業務提携によって事業の拡大を目指す。

中小企業に与える影響は?

東北地方に、大規模な生産拠点を有していた各企業は、『3.11』の震災以降、新たな生産拠点を海外に模索する動きが結構出てきていると聞いている。津波のインパクトや、原発の影響があまりにも大きく、企業としてのリスクヘッジを考えると致し方ない部分もあるのかもしれない。また、国内需要が頭打ちになってきている昨今、海外へ新たな市場開拓を模索するのも企業としては至極当然の事である。

大企業を支える中小企業が、同じ歩調を取って海外進出できればいいが、現実的には非常に難しいと言わざるを得ない。そこで、先ほどの益本会長兼社長の言葉であるが、海外進出企業は地元でのM&Aや業務提携でを進めるため、国内の中小企業は増々、厳しい状況に追い込まれていく事が予想される。

中小企業も『生き残り』をかけてM&Aや業務提携により業績の安定を、大企業以上に模索して行かなければならないと思われる。M&Aは事業承継のツールだけではなく、『企業戦略』の手法としても大いに有効な手段として検討していく必要があると思われる。

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